***いつか出会えるあなたに伝えたい~不育症~*** : 2回目の流産手術
2回目ということもあって、今回は日帰り手術になった。
実母がまた日帰りで駆けつけてくれて、旦那と二人で付き添ってくれた。
朝病院に行き、前回と同様にナースと面談。
前回から気になっていたことを訊ねる。
「前回ラミナリアが全く痛くなかったんですが、それは私の子宮口が閉まっていないからですか?」
ナースは
「人によって皮膚組織や筋肉組織が伸びやすい人っているんです。そういう人はラミナリアも痛くないし、出産の時もすぐに子宮口が開いて超安産型なんですよ。」と言った。
おかしいことではないんだと安心しながら前回と同様に
「麻酔が効きにくいと言われたことがあるので今回も覚めないようにお願いします」とお願い。
下stomacheの痛み
それからすぐにラミナリアを入れた。
全く前回と同様に、子宮をつまむチクッとした痛さだけで、ラミナリアの痛さはなかった。
前回は一晩かけて子宮口を広げたのに、今回はたったの数時間だけ。
大丈夫かと確認しても「大丈夫」と言われた。
陣痛室でお昼まで待機。
手術の時間になると、点滴開始。
分娩室で先生を待つ。
先生がやってきて「今回は胎児の組織を染色体検査に出すから吸引は使わない」とナースに確認。
(通常の手術では、掃除機みたいなもので吸い出すらしい)
麻酔が注入され、口にシュワっと何かがくる。
慢性的な背中の痛みがん<
前膝の痛み:障害機能のインデックスp>が、前回はここで意識がなくなったのだが、今回は先生が手術を開始しても意識がある。
「麻酔が効いてない!」と叫びたいのだが、あまりの凄まじい痛さに力いっぱい踏ん張っている私の口は開かない。
その様子を見たナースは追加の麻酔を用意して、私の手をさすりながら不安そうに先生を見つめる。
でも先生は手術を続ける。
今までに経験したことのない、体をえぐられる凄まじい痛さ。
「産んであげられなかったサンちゃんからの『私を忘れないで』というメッセージかもしれない」と頭のすみで思いながら、10分近くその痛みに耐え続ける。
やっと手術が終わって先生が出て行き私の体の力が抜けた頃、ナースが
「ずっと意識あったよね?いつ先生から追加の麻酔の指示が出るかと待っていたんだけど、指示がなくて・・・」と言う。
頼むから、そう思った時点で先生に伝えてくれ。
それから2時間くらい、普通の人は麻酔で寝たまま過ごすのだが、麻酔が効いていない私はずっと目を開けていた。
隣の分娩室からは誕生間近の赤ちゃんの心拍が聞こえてくる。
旦那さんや家族の人が、まだかまだかとソワソワしながら廊下を行ったり来たりしているのがわかる。
何とも言えない悲しみに襲われ涙が頬をつたう。
2時間後、先生が術後のエコーをしにきた。ナースから私の状況を聞いたらしく
「本当に意識があったの???」と不思議そうに聞く先生。
「ありました!」という私に
「前回と同じ量の麻酔をしたんだけどなぁ。今回の方が緊張してた?」と聞く。
「いえ、前回の方が緊張してました。」と答える私。
麻酔が効いてても、無意識のうちに「痛い!やめて!」と叫ぶ患者はたくさんいるらしいので、先生は私もその状態だと思っていたらしい。
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